【アップデート】PartyRock が永久無料で利用可能になり新機能も追加されました！ #AWSreInvent

こんにちは！AWS事業本部のおつまみです。
AWS re:Invent 2024も現地参加しています！

PartyRockでアップデート情報があったので、お届けします！！

https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/introducing-new-partyrock-capabilities-and-free-daily-usage/

3行まとめ

• 2025年から、クレジットカード不要で毎日一定量の無料利用が可能になった
• カテゴリや機能で数十万のアプリを探せるようになり、人気アプリやビューも表示されるようになった。
• 複数のドキュメントを同時にアップロードして処理できるようになった。

前提

PartyRock とは

PartyRockは、Amazon Bedrockを基盤とした生成AIアプリケーション開発のためのプレイグラウンドです。
コードを書く必要なく、自然言語で欲しいアプリケーションを説明するだけで、生成AIを作成できます。

https://dev.classmethod.jp/articles/try-to-partyrock-amazon-bedrock-playground/

これまで

PartyRockは2023年11月に登場し、短期間でこれらの成功を収めてきました。

• 世界中のユーザーによって50万以上のアプリが作成された
• 単純なテキストジェネレーターから、複数のAI機能を組み合わせた高度な生産性ツールまで、幅広いアプリが開発された
• ユーザーは日常生活を改善するためのアプリを作成し、定期的に利用するようになった

事例もいくつかありますね。

https://www.aboutamazon.com/news/aws/free-generative-ai-tool-amazon-aws-partyrock

しかし、以下の制限がありました。

• 無料利用は限定的な試用期間のみで、長期的な無料利用オプションがなかった
• アプリカタログの検索機能が限られており、特定の用途に合ったアプリを見つけるのが困難だった
• ドキュメント処理は一度に1つのファイルに限られていた

そのため、一部のユーザーにとっては継続的な利用や特定のユースケースへの適用が難しい場合がありました。

今回のアップデート

冒頭の3行まとめでも記載した通り、アップデートの内容は以下です。

• 2025年から、クレジットカード不要で毎日一定量の無料利用が可能になった
• カテゴリや機能で数十万のアプリを探せるようになり、人気アプリやビューも表示されるようになった。
• 複数のドキュメントを同時にアップロードして処理できるようになった。

確認してみる or やってみた

ブログでは、旅行用のvlogスクリプトライターアプリを検索し、それをリミックス（編集）して自分の旅行ノートを活用できるようにカスタマイズする過程が紹介されています。

同じようにカタログ検索して見つけたアプリをリミックスして、自分のアプリにしたいと思います。

PartyRockにアクセスします。
画面右上の[Get Started for free]を選択します。

お持ちのアカウントでログインします。

画面左のウィジェットにある[Home]からアプリを検索できます。

旅行用アプリを見つけたいので、「travel」と検索します。
すると、多くのアプリが見つかりました。ビュー数も見れるので、どのアプリがユーザーによく見られているか分かり易いですね。

「Rock Travel Planner」という旅行計画を立ててくれるアプリを選択してみます。

以下を項目を入力すると、旅行計画をレコメンドしてくれるものでした。

• Your city（自分の住んでいる都市）
• Destination City（行き先）
• Travel Planned Month（旅行に行く月）
• Budget in S$（予算シンガポールドル）

予算がシンガポールドルになっていて使いにくいので、ここを円に変えて自分のアプリにしたいと思います。
画面右端の「Remix」を選択します。

対象の入力値とプロンプトの箇所を変更します。

ちょうど2月に韓国に行こうと思っていたので、以下を項目を入力してみました

• Your city：Tokyo
• Destination City：Korea
• Travel Planned Month：Febuary
• Budget in 円：80,000

いい感じにレコメンドしてくれました！（スクショは機械翻訳で日本語にしたものを載せています）

編集が終わったら、画面右端の「Leave edit」を選択します。

画面左のウィジェットの「Apps」から作成したアプリを見ることができます。

また使用量は「Backstage」から確認できます。
アカウントごとクレジットが割り当てられており、入出力したトークンの量に応じ消費されていきます。

おわりに

今回はPartyRockの新機能と無料利用枠の導入について紹介しました。

これらの改善により、エンジニアだけでなく、より多くの人がAIアプリケーション開発に挑戦できるようになりそうですね！

最後までお読みいただきありがとうございました！
どなたかのお役に立てれば幸いです。

以上、おつまみ（＠AWS11077）でした！

参考

• https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/introducing-new-partyrock-capabilities-and-free-daily-usage/